※投稿の検索は、右上のを、ラベル・リンク集・アーカイブは左上のをクリック
ホーム |  弊所

BBS並行輸入最高裁判決

しばしば問題になる並行輸入についての最高裁判決。

「特許権者は、譲受人に対しては、当該製品について販売先ないし使用地域から我が国を除外する旨を譲受人との間で合意した場合を除き、譲受人から特許 製品を譲り受けた第三者及びその後の転得者に対しては、譲受人との間で右の旨を合意した上、特許製品にこれを明確に表示した場合を除いて、当該製品につい て我が国において特許権を行使することは許されないものと解するのが相当である」

これは、文言からは、原則として、「第三者及びその後の転得者」に対して権利行使が許されない、そして、許されるためには、譲受人との間で合意し、かつ、特許製品に明確に表示しなければならない、と読むべきことになる。

合意をし、かつ、表示をしていれば、(常に)権利行使ができるというようには決して記載されていないが、ただ単に(解釈を添えずに)そのように説明している教科書も多いようだ。

ただ、この素直な文言解釈によると、合意をし、かつ、表示をしていても、「第三者及びその後の転得者」に権利行使はできない場合はあり得るが、合意がない、または、表示がない、場合には、「第三者及びその後の転得者」に権利行使はできないことになる。果たして、そのような解釈が妥当をするのか、学説もわれているようである。今後の発展がまたれる。

←お役に立ったという方もそうでない方もクリックを!(2017年4月1日~試用中)
コメントフォーム

記事にコメントあればどうぞ(★のみ必須)※返信は確約できません

名前

メール *

メッセージ *

よく読まれた投稿(ベスト10)

・・・・・

同一出願人による出願で注意すべき点(自己衝突、terminal disclaimer、self collision、double patenting)

代理権・特別の授権・委任状の提出(代理権の証明)についての探求(特許法9条・特許法施行規則4条の3)

国際調査機関による発明の名称の決定と国内移行

審判請求書と審査書類情報照会

オキサリプラチン知財高裁大合議判決

マキサカルシトール事件最高裁判決は、とりわけ化学分野での予見可能性を奪い、不相応な保護を与える可能性があるのではないか

特許査定が来たけれど、特許料を納付し忘れたらどうなるか