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電通鬼十則とパワハラ


電通がいろいろ揺れています。

とても痛ましい事件だと思います。

仕事は大事だなことだけど、命の方がもっと大事だと思いますし、命の大事さに比べたら、仕事なんてどーでもいいことだと思います。ただ、当事者はそのように思えるわけでもないのも分かる気がします。

ただ、なんだか、電通の何もかもが悪みたいになっていますが、やや日本的な弱いもの叩きに感じられなくもない。

痛ましい事件も、社内風土との関連はあったとはいえ、目に耳にした報道による限りの情報しかございませんが、基本的には、個別のパワハラ事案のようにも思えます。もちろん、実体は私には何もわかりませんが。

ただ、なんとなく、見聞きする限りでは、電通の人は、仕事大好き、電通大好きというイメージです。生き生きと仕事をもりもりやっている人が多くて、飲み会の後も会社に戻って、仕事をする、というか、生活をする、というか。

でも、今はすべて悪なので、ついには、あの伝説の鬼十則まで、手帳の記載から、廃止される方向とか。だって、すべてが悪なのだから、ということなのでしょうか。

確かに、上司が部下に強制するとパワハラだと思いますが、自分を鼓舞するのには、そのいくつかは、とてもよい(!?)もののように思います。私もたまに、読んで、自分を鼓舞します。もちろん、自分が、実践できているわけではありませんので、他人に強制するようなことはありません。

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

もちろん、自分に、全く響かないのもありますが、まあ、響くものだけでも、言葉の力を借りる、という利用価値は高いかと思っていました。

もちろん、電通裏鬼十則というのもあるそうです。ネットに転がっていますが、こちらも他人にはすすめません。自分にも本当はすすめませんが、気持ちも分かる気はします。




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