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そろそろ英語


この業界は英語が大事。。。

出願関連は、仕事の8割は英語といえる。。。

外内は英語だし、内内は日本語だけどその後内外にすすむときに、2~50か国とかに出願するので、結局、出願案件の8割は英語が必要になってきます。

弁理士サイドも事務サイドも。。。

というわけで、今年ますます英語に力を入れたらよさそうな人数名に、その旨を伝えたら(もちろん、オススメ~、って感じで、強制することはないですし、そもそも自発的でなければ意味がないのです。)、本人もちょうどもともとその気だったらしく、早速TOEICを受けることにされたとのこと。3月に受ける人もいれば、4月に受ける人もいます。もちろん、受けられる方は、英語力に問題があるわけではなく、むしろ素晴らしい部類だったりもします。

3月受験をする人は、そろそろかきいれどきらしく、大変そうですが、頑張ってもらいたいものです。ふぁいと~です。ただ、試験の前あたりに、仕事が忙しい時期の人もいるだろうから、そうなったら忙しい中で申し訳ないけどその中でベストを尽くしてもらいたいものです。

正確な読み書きがスピード感もって、できると自分でも気持ちいいし、お客様も喜んでくれるし(正確な読み書きは品質につながりますし、タイムチャージの案件だと費用削減にもなるし)、いいことずくめです。

私自身も、そういう仕事の受益者です。例えば事務関連の英文レター。おかげで、最近では、「かなり」込み入った案件でなければ(私のところに来る時点で、基本的にはある程度込み入った案件ばかりなのですが)、「英語でこんな風に書いて」って日本語または英語でいえば、それで指示出し完了で、質の高い英文が送られことがほぼ確約されていたりするので、非常に業務効率が高まります(もちろん、内容によっては、送付前確認というプロセスを求めることも、逆に、求められることもありますが。)。10件位のメールを30分~40分くらいで指示出し処理が終わります。自分で処理をすれば、どんなに急いでタイプしても、その3倍はかかります(1日1時間の削減できてれば、私の時間が、年間で200時間は削減できていると思います。)。ここまで対応できるように実務英語力をつけて頂いて感謝感謝です。

とはいえ、実務英語力をつけてもらうには、単に英語の試験のスコアだけでは不十分で、OJTが必要です。これが一番大変なプロセスです。基本的には楽しい学びのプロセスですが、教える方も教えられる方も気まずいこともあるわけです(気にしすぎかもしれませんが。)。でも、昨年1年OJTに時間をさいて細かいことまで詰めたからこそ、私なら、こういうことを意識して、文章をこう書くだろうって、こういう論理展開で書くだろうって、いうのがある程度伝わっているように思います。ただOJT自体大変な手間なので、本人の向上する意識・意欲がないと、砂に水を撒く感じになるので、時間投資が無駄になるので、なかなか時間を使えませんし、仕事としては、お客様のためにも、もっとも効果的に時間管理をすることが求められているところです(私も駆け出し時代に、英語力には自信があったのだけど、見る影もなく真っ赤に修正されたこともありました。時間を割いてもらったことをT先生には大変感謝しています。)。話はそれましたが、もとより、OJTも大変なのですが、OJTだけではなくて、OJT後の自学自習が一番大事だったりします。OJTは単なる実施例みたいなものですから。

弁理士さんでも、フルチェックを前提で英和だけならお願いできる、というレベルだった方が、なんどもなんどもフィードバックをしているうちに、急成長で、ほぼ完ぺきに英和をこなせるようになってたりもします(しかも念のためのダブルチェックが必要なところを丁寧に細かく明記してくれるので最終的なプロダクトの品質が向上します。)、最近では、次のレベルにいくために、短いものながらフルチェックを前提で和英に挑戦中です。OJTも大変ですが、本人の努力もかなりのものだと思うので、応えられるように仕事をアサインしてOJTができればいいなと思います。

20年前の特許事務所は、多少テニオハがおかしくても、何とか伝わる英語をそれなりに書いていれば、それだけで良かったそうなのですが、業界のスタンダード(競争のスタンダード)が上がっているのは間違いないですね。しかし、残酷なもので、その変化は非常に緩やかで毎年毎年毎月毎月だと気付かないわけです。下手をするとガラパゴス化します。なので英語に限らず、今後3年後5年後にどういうスキルを身につけていればよいか、意識的・主体的に考える必要がありそうです。もっとも、変化が緩やかなのはある意味いいことで、3日で身につかないスキルでも3年あればなんとなったりもしますので。

本当は私もそろそろ英語の勉強をしないといけない定期的な時期なのだけど、仕事を言い訳にしてややサボっていますが、やはり母国語ではないから、たまには、やるべきですね。一番サボっているのが私のような気もします。来月くらいには仕事がひと段落したら着手できるといいなぁ、と思いつつ。今年こそやります!





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