※投稿の検索は、右上のを、ラベル・リンク集・アーカイブは左上のをクリック
ホーム |  弊所

企業生存率


今年で決算期でいうと、第7期に入りました。基本的には順調に成長していると思われます。

ふりかえってみると、設立時のメンバー3名が、みんな現在も働いているのが、よい点だと思います(本当はもう一人いらっしゃったのですが、結局、弊所に所属することはなかったので、こういって良いかと思います。)。ある種の安心感と安定感があります。

設立後5~10年目の事務所の先生と話をきいてみても、設立時のメンバーが今も働いているという事務所の方が珍しいようです。一般論としては、設立時と5年目や10年目では、求められるスキルが違ってくることも多いようですし、また、経営が傾けば、陣容を維持できないこともあるそうです。また、単に、性格が合わないこともあるのでしょう。

そういった中で、なんだかんだ、今でも、みんなばりばり働いているのは、よく考えると(よく考えなくても)、ありがたいことです。見えない絆になっている気がします。緊急かつ困難な弁理士業務であっても、ときおり大波がくる事務仕事であっても、クライアント様のためにエクセレントにやり遂げようという覚悟があったから、ここまでやってこれたのだと思います。

ちなみに、企業生存率(生存している企業の割合)が、

設立後05年:15.0%しか生存していない。 
設立後10年: 6.3%しか生存していない。 
設立後20年: 0.3%しか生存していない。

だそうです。最初の5年までたどり着けるのが、たったの15%、しかも、最初の5年を生き延びた優秀な部類の15%のうち、半数以上が、次の5年を生き延びれないという現状です。

新しい企業は常に生まれ、常に消滅していっているわけです。特許事務所もある意味似たようなものだと思います(そして大企業でさえ例外ではなく、ここ10年で消滅したり、急速に経営が悪化したりしたところは、上場企業でもいくつもありますね。)。前年までの成功に甘んじることなく、毎年毎年、本気で取り組まないと、生き残れないのは、このような数字が示しているとおりですね。去年と同じことだけをしていてはいけないはずです。この真剣さをシェアしている信頼できるマネージメントチームあるので、今年も頑張れそうです!この本気さの話が全然分からない人には、マネージメントはできないでしょう。












←現在のランキングは!?(2017年4月1日~試用中)
コメントフォーム

記事にコメントあればどうぞ(★のみ必須)※返信は確約できません

名前

メール *

メッセージ *

よく読まれた投稿(ベスト10)

・・・・・

条・項・号を英語でいうと・・・

いずれか早い(遅い) A or B, whichever comes first (later)

国内移行後のPCT段階での名義変更と名称変更(PCT/IB/306)

代理権・特別の授権・委任状の提出(代理権の証明)についての探求(特許法9条・特許法施行規則4条の3)

国内優先権主張出願と分割出願とで留意すべき新規性喪失の例外の手続きの違いは何か?

同一出願人による出願で注意すべき点(自己衝突、terminal disclaimer、self collision、double patenting)

国内優先権利用時の基礎出願の取下擬制に伴うリスクの回避方法

PCT国際段階における出願人の名義変更はどのように行うのか

国際調査機関による発明の名称の決定と国内移行

PCT国際段階における発明者追加・削除はどのように行うのか