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医薬品売上ランキング2011年(バイオ医薬品の台頭)

事情通と分析能力で名高いインターナショナル・アライアンスの三島茂氏(時折、情報交換と意見交換をさせて頂いております。)によるYakugyoJihoに掲載された情報によると、2011年の医薬品売上ランキングは次のとおりです。なお、雑誌には、上位50位まで掲載されており、また、より詳しい分析が記載されております。

1.プラビックス(サノフィ・アベンティス/BMS)
2.リピトール(ファイザー)
3.アドエアー(グラクソ・スミスクライン)
4.ヒュミラ(アボット)
5.エンブレル(アムジェン/ファイザー)
6.クレストール(アストラゼネカ/塩野義)
7.リツキサン(ロシュ)
8.レミケード(J&J /メルク)
9.セロクエル(アストラゼネカ)
10.アバスチン(ロシュ)

このうち、オレンジ色で示した製品は、全てバイオ医薬品です。つまり、TOP10のうち、既に半数はバイオ医薬品です(なお、TOP50のうち、バイオ医薬品は、21品目あります。)。このようにバイオ医薬品の台頭には目を見張るものがあります。

さらに、この三島茂氏のレポートによりますと、2012年の予想として、2012年のTOP10には、バイオ医薬品がさらに増えて8品目になるとされています。その理由は、低分子製品の特許切れが主因とされていますが、これらバイオ医薬品の売上の増加も原因とされています。なお、新たに2012年にTOP10入りするであろうバイオ医薬品は、ハーセプチン(ロシュ)Neupogen(アムジェン)ランタス(サノフィ・アベンティス)です。これからは、メガファーマも、バイオ医薬品が売上をけん引していく時代になると思われます。

このような変化の激しい業界に身を置き、価値を提供していくのは、一筋縄ではいかない苦労もありますが、大変、遣り甲斐がありますね。
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