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特許法と特許法施行令と特許法施行規則の違い

特許法と特許法施行令と特許法施行規則の違いは、一言でいえば、以下のようになります。

特許法は、法律です。国会が定めます。

特許法施行令は、政令です。内閣府が定めます。

特許法施行規則は、省令です。経済産業省が定めます。

すべて法律で決めると、機動的な対応ができなくなるので、政令や省令に委ねることができた方がいいわけです。

でも法律を出し抜いて勝手なことをすると、法治国家の体をなさなくなります。その意味で、特許法施行令や特許法施行規則で定めることができる事項には限界があります。どこまで定めることができるかは、解釈が分かれることがあります。ちなみに、米国の方がラジカルで、米国でも特許法の施行規則がやりすぎとのことで、たしか施行前に差し止めになったことは記憶に新しいと思います。日本では、そこまでラジカルな(つまり施行前につぶされるみたいな)争い方はされていませんね、特許法施行令や特許法施行規則については。。。

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